たべもの教室 采輪では和食文化を次世代に伝えていく活動も行っています。
食は私たちの生活そのもの。
そして、人生、季節の節目には必ず食が関わります。
それが和食文化です。
1月11日の鏡開きも終わり、世の中はお正月モードから節分モードへ
令和3年 今年の節分は 2月2日(火) です。
※2月3日ではないので注意です
「節分」は旧暦で一年の最初の日とされた「立春」の前日
炒った大豆をまくことで邪気や厄を追い払う儀式を行う日です。
節分が2月2日になるのはこの立春がずれるからです。
ずれるというか、調整ですね。
1年間を二十四節気にあてはめると、1年に少しずつ誤差がでてきてズレが生じます。
そのズレの結果が今年にあたったということです。
余談ですが
立春の日がズレ節分が2月2日になったのは明治30年(1897年)だったようです。
なんと124年ぶり!
100年以上かけて修正ってすごいですね。
ズレが逆の場合もあるのです。
37年前の1984年(昭和59年)は2月4日が節分となっていたようです。(立春が2月3日)
生まれていた私ですが・・記憶にございません・・
今世紀はこのズレの頻度が高いようです。
二十四節気についてはまたどこかでお伝えしますね。
平安時代、季節の変わり目にやってくるとされる鬼を祓う「追儺(ついな)」と呼ばれた儀式に由来するものといわれています。
豆は前日の夜に神棚に供えるのがしきたりではありましたが、現代では神棚があるご家庭は・・
(これを福豆と呼びます)
「福豆」となるよう前日に準備をし、気持ちを込めるだけでもよいと思います
鬼が入ってこないように「鬼は外!」と唱えながら外に向かってまき、
福が入ってくるように「福は内!」と唱えながら家の内側にまきます。
終わったら招いた福を逃がさないように扉や窓をしっかり閉めてくださいね
まいた豆を年齢の数または数え年の数だけ食べる、と言われていますが・・
そうはいかない(笑)
文化や行事を昔と同じように行うことは、時代の流れと共に難しくなっています。
アレンジしてもOK
ただ、「昔はこうだった」と知ったうえで、今風にアレンジしてもらえると嬉しいです。
子供と、家族と楽しめる日本の行事 節分
今から少しずつ準備をはじめましょう
次回は節分には欠かせない 食文化 恵方巻 についてお話します。
今年は巻き寿司講座を1月31日(日)に開催します。
江戸川区清新町コミュニティ会館 2階 料理講習室 10:00~11:30
ご興味のある方は是非お問合せください。
(緊急事態宣言が発令される中ではありますが、少人数、短時間での講座開催です。)